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昭和29年11月。
漫画家のテラダ(高井)は、新人漫画家たちの兄貴のような存在である。
同アパートに住む先生(小泉)は相変わらず多忙で、
原稿を求めて今日も、編集者の山本(上杉)や辻(吉舎)たちがひっきりなしにやってくる。

新人漫画家アビコ(歌川)とフジモト(手塚)は、最近仕事が増えてきて大忙し。
久しぶりの帰省を目前に浮かれ気味の二人は、

みんなの心配をよそに、代打で連載の穴埋めまで引き受けてしまう。

そこへ現われる、画風とは正反対の風貌のミズノ(さとう)。

アビコたちは一体どうしてしまったのか。才能あふれる新人漫画家たちの間でテラダが抱える思いとは。

そして正月。
話題の少女漫画家の上京を密かに楽しみにしているイシモリ(原田)とアカツカ(鍋嶋)。
アビコたちの連載漫画の担当編集者、杉野(山根)が駆け込んでくる。
届くはずの原稿が届いておらず、二人と連絡もとれないのだという。

どうやら、他社の連載も落としているようで、青ざめる杉野。

 

 

 

 

 


キャベツと焼酎のソーダ割りがごちそうだった

あの頃、あの部屋での話。

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