top of page

資料がほとんどない旗揚げ公演です。
お世話になった方々の名前を挙げていたら、なんとたくさんの方々に助けられた公演だったのだろうと改めて感じた次第です。

初期段階の美術エレベーション。

 

 

 

 

 

 

 

 


手元にFAXで送られたものしかなかったので再現を試みました(中途半端ですが雰囲気だけでもということで)。
下手にあるのは手ぬぐいで、美術家の吉野さんのこだわりで春夏秋冬で変えてました。
写真があれば…。残念です。
凄くいい装置でした。裏話ですけど当時円の公演で「ブラインドタッチ」という芝居に舞台監督助手でついており、パネルなど公演終了後に頂いて使いまわしました。
作業も円の稽古場でさせてもらったり…。
今考えるととんでもないことでした。
衣裳も素晴らしかったんですけど。特にまや子の衣裳はkocoさんがデザインからしてくださったオリジナルで凄く素敵でした。これまた写真がないんですが。
記録らしい記録がないのも演劇的だなあと。
唯一楽日に集合写真を撮ったんですがそれが撮影に失敗しており…。
ことごとくそういう芝居でした。
今ではデジカメや携帯での撮影などでこれほど記録がないということもないのでしょうがそう考えるとカメラ付き携帯などの精度の向上や普及はここ数年で目覚しいものがあると思う次第です。
とにかく3回目から森田貢造氏に撮影して頂いているのがなんとありがたいことか!!!
内容は…昭和初頭を舞台に四季を通じて作家の卵たちの悩みと、少しの楽しさを描いています。
それぞれ書きたいものは違うけれど、作家として、嫉妬しあったり、支えあったりしていきます。
終盤、主人公の文香がその才能をねたんでいた薫が結婚によって作家をやめてしまいます。
今では円の研究所の同期もほとんどが芝居をやめていきました。
それぞれの価値観、幸せについても改めて考えさせられる作品です。

bottom of page