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 水島聡美(真保)と夫・勇三(高井)が経営するペンションにイブになると集まる常連客たち(本多、小泉、吉舎)。
 目的はクリスマスを祝わないこと。クリスマス的なイベントを全くせず、何故クリスマスをやらないかについて話し合い、そして恒例のゲームをするのだ。隣のペンションではクリスマスへのカウントダウンに向けてパーティが行われており、電飾がきらめきクリスマスソングが流れている。


 そこに聡美の妹・綾子(さとう)が現れる。

 綾子は勇三となにやらあるようだが聡美は全く気がついていない。

 屈託なくしっかり者の聡美は何かと綾子を構うが、綾子はそれが気に入らない。綾子はあとから自分を訪ねて知人が来るかもしれないと告げる。

 綾子を訪ねてやってきたのは、クリスマス気分満載の新米ケーキ職人多田(吉澤)。

 クリスマス嫌いの集まりとは知らずに張り切って自作のケーキを披露する。
 クリスマスケーキをクリスマスに皆で食べるという、最もクリスマスらしい行為に拒絶反応を示す一同だが、学生時代、自作のクッキーを笑われた多田が、同級生をボールペンで刺した事件を綾子から聞き、自分たちの信念を曲げるかどうかで紛糾する。

 ケーキはどうなるのか?? 綾子と勇三の仲は…?

 日本人の流されやすい信条と、家族の微妙な関係をシニカルに描いたコメディー。

vol.4「Holy Night」

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